2016年09月04日

映画【ドーン・オブ・ザ・デッド(2004)】レビュー(ネタバレなし)/ ノロノロゾンビと走るゾンビ、どちらがお好き?

あたしは断然走るゾンビなのよね〜。


歴史的最高傑作ってキャッチコピーは伊達じゃないわね.jpg





【解説】
ジョージ・A・ロメロ監督の傑作ホラー、「ゾンビ」(78)をリメイク。突如、動き回る死体が大量発生。アナは数人の生存者ともにショッピングモールに立て籠もるが、周囲は死人たちに取り囲まれていた。監督はCMやクリップで注目を集め映画初挑戦する英国出身のザック・スナイダー。脚本は「スクービー・ドゥー」シリーズのジェームズ・ガン。ヒロインはアトム・エゴヤン監督作品で知られるサラ・ポーリー。オリジナル版キャストのスコット・ライニガー、トム・サビーニ、ケン・フォリーがカメオ出演している。



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バイオハザードシリーズを観てたらちゃんとしたゾンビ映画が観たくなって
久しぶりに観たらやっぱりとってもとっても面白かったのでレビューするわ。


本作はゾンビ映画の金字塔「ゾンビ(1978)」のリメイクなんだけど、
リメイク元はノロノロゾンビなのね。


参考までにリメイク元の予告編はコチラ↓



監督のジョージ・A・ロメロといえばゾンビ映画の巨匠として知らぬ人はいないレベルだけど
彼の作品に登場するゾンビは基本的にノロノロゾンビ。


迫力あるアクションシーンよりも、ゾンビの哀愁を描くことに重点を置いてる感じね。


人肉を求めてうめき声をあげながらフラフラと街中を闊歩するノロノロゾンビも
滑稽で哀しくて個人的には好きなんだけど。


手足が腐ってようが生きてる人間よりアドレナリンバリバリだぜ!!とばかりに
アグレッシブに全力疾走で襲い掛かってくるド迫力ゾンビが個人的には好きなのよ〜。


ロメロ監督はというと「走るゾンビは気に入らねーなぁ・・・」って感じみたい。
近年のロメロ作品に登場するのもやっぱりノロノロゾンビ。
(ランド・オブ・ザ・デッド、ダイアリー・オブ・ザ・デッドなどなど・・・)


どの作品もちょっとクセは強いけどゾンビの描き方にロメロ独特の愛というか、
執念をビンビン感じる
から気になる人はどうぞ。


てかね、最近のゾンビなんて
走るどころか、スパイダーマンのごとく壁や天井を駆け回るわ、
銃火器をぶっ放すわ、果ては人語を話して人間に恋までしちゃう始末よ。


このゾンビ業界の流れをロメロ監督はどう思ってるのかしら・・・。
(あたしはこういうトンデモゾンビも大好き)





というわけで、ノロノロゾンビから全力疾走ゾンビに切り替えて
登場人物も大幅に増やしてエンターテイメント性がグッと強くなったのが本作。


リメイク元とは全く違った魅力が詰まったジェットコースターのような作品になってるわ。


まず開始5分で主人公の看護師アナの日常を描き、一気にゾンビパニックが発生する
冒頭のスピーディな展開はお見事!!


主人公の日常を最初にダラダラ見せつけられてダレる、というようなことは一切無いわ。
ホラー映画あるあるよね、これ。





ショッピングモールに立てこもる生存者は14人。
あたしみたいな群像劇大好きオカマにはたまらん設定ね。


キャラ多すぎて把握しきれないのでは・・・?なんて心配は無用。
みんなパッと見で「大体こんなキャラだな」ってわかるようになってる親切設計。
いい人そうな人はいい人、性格悪そうなヤツはちゃんとやなヤツ。


とはいえ、基本的にみんな仲良しなのがこれまた個人的に好印象なのよね。
パニックものの群像劇にしてはなかなか珍しいかもしれないわ。


同じ立てこもり系ホラーで以前このブログでレビューした映画「ミスト」
こちらはキャラクター同士のギスギスした関係が物語の主軸で、
全体を通してとにかく重苦しい雰囲気なのよね。いや、それがまたいいんだけど。


「ミスト」のレビューはコチラ↓

映画【ミスト】レビュー(ネタバレなし) / 衝撃の結末は伊達じゃないわ。


映画【ミスト】ネタバレレビュー / 観るたびに鬱になるわ・・・。



これに対して本作はゾンビの脅威に怯えつつ、多少の諍いはありながらも
基本的にみんな協力しながら物資豊富なショッピングモールでの生活を満喫してるのね。


「ミスト」では狭いスーパーマーケットに30か40人くらいの人間が詰め込まれてたから
圧迫感、閉塞感がものすごかったんだけど、本作は全く真逆。


広々としたショッピングモールをノンビリ使ってるのがほのぼのしててなんかいいのよね。
ゾンビ映画好きなら一度は夢見る生活よね〜、これ。





もちろんゾンビとの闘いも人間ドラマと並行して進行して、ホラーとしても申し分ない出来。
大量のゾンビが襲い来る恐怖と、感染が広がる静かな絶望をきちんと描いているわ。


アクション、ドラマ、ホラーがバランス良く配合された正統派リメイクと言っていい傑作ね。


やっぱりゾンビ映画はこうでなくちゃ!








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未見の方がいらっしゃったらぜひぜひチェックしてほしい傑作よ。
まあホラー映画好きだったら観てない人はそういないだろうけど。


次回はいつも通り、魅力的なキャラクターごとのネタバレレビューを書いていくわん。





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posted by ゆずぽち at 22:26 | Comment(0) | 映画【タ行】レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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