2015年09月28日

映画【ミスト】レビュー(ネタバレなし) / 衝撃の結末は伊達じゃないわ。

観終わった後映画館でしばらく立てなかったもん。

正直このポスターの文句は映画の本質と違うような・・・.jpg




【解説】
「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」でスティーブン・キングの世界を見事に映画化したフランク・ダラボン監督が、映像化不可能と言われていたキングの傑作中篇「霧」に挑んだ意欲作。激しい嵐が過ぎ去った町に不気味な深い霧が立ち込め、住民たちは身動きが取れなくなってしまう。やがて霧の中に潜んだ正体不明の生物が彼らを襲いはじめ……。原作とは異なる衝撃のラストが全米公開時に大きな話題を呼んだ。
(映画.comより引用)




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超好きな映画。

でも何度も観たくない映画。


「何言ってんの?」とは聞かないで。
観たらわかるからとにかく観て!!




【解説】にもあるようにストーリーの大筋は霧の中の怪物に人々が襲われるSFパニックホラー。
・・・なんだけど、この映画での見どころはそこじゃないのよね。


むしろ怪物の存在は物語が動き出すきっかけの1つに過ぎないの。
ただの脇役とすら言い切ってもいいかもしれない。


主役はあくまで「人間」!
そこにぜひ着目して観てほしいわ。


そして本作は様々なテーマを含んでいながら、
それを見事に統合して1つの連続したストーリーを成しているの。




【解説】で省いているストーリーを少し補足するわね。


物語のほとんどは主人公たちが立てこもるスーパーマーケットの中が舞台なの。


数十人の住民がたまたま買い物中に、
店の外に立ち込める霧で身動きがとれなくなってしまうわけね。


まず冒頭10分での、スーパーでの登場人物たちの会話に注目してほしいわ。
本作は多数のキャラクターが絡み合う群像劇的な側面もあるのね。


ほんの一言、二言の挨拶や世間話、視線のやり取りで
彼らの関係や人物像がすんなり見えてくるわ。


本当にたくさんのキャラクターが登場するんだけど、
ぜひ序盤から油断しないで1人ひとりから目を離さずに観てほしいわ。




そして突如謎の霧がスーパーの周りに立ち込め、不穏な空気の中1人目の犠牲者が・・・。




本作の素晴らしいところは、
極限状態での集団の「対立」と「混乱」を見事に表現しているということ。


まず、数十人も人が集まれば意見の対立が起こるのは当然のことよね。


「怪物なんていないんだ!外に出て助けを呼ぼう!」
「いや、外に出るのは危険だ!バリケードを張って身を守ろう!」
「これは神に与えられた災厄なの!無駄なあがきはやめましょう!」



ホラーやパニック物の映画ではありがちなやり取りだと思うかもしれないけど、
本作の特徴はそれぞれの主張にそれなりの説得力を持たせている点ね。


ここで言う説得力とは「正しいか否か」という意味でなく、
それぞれに「その主張に至った経緯と背景」がきちんと描写されている、ということね。


つまり「急に何でこんなこと言い出すの?」みたいな不自然さが無いのね。
「あたしは違うと思うけど、この人なら
この状況でこういうこと言うのも仕方ないかも」となるわけ。


誰の意見が正しいのかもわからぬまま、集団は徐々に分裂していき・・・
そしていざ怪物の脅威が迫ったときに生まれるのは、まさに無秩序な混乱状態。


映画を観ているとき誰しも「あたしならこうするのに!」と思ったことがあるわよね。
でも本作において、そんな確固たる主張ができる人はそうはいないはずよ。
異常事態の中で正しい答えを見出すことがどれだけ困難であるかを思い知らされるわ。




本作のもう一つの特徴、
それは登場する彼らが常に「運命を分ける重要な選択」を迫られているということ。


これもとても当たり前に感じるかもしれないけど、
本作では彼らの選択一つ一つが、ラストの展開に集約される点に注目してほしいわ。


これは全体を通して観ないとわからないから、ぜひ最後まで観て確かめてほしいの。


そして迎える衝撃の結末。


予告編では「映画史上かつてない衝撃のラスト15分」とうたっているけれど、
ぶっちゃけラスト5分よ、5分。
最後のたった5分で、大きく心揺さぶられる展開が待っているわ。


「衝撃のラスト」なんてハードル上げてくるもんだから
「まー、大体いろいろ予想つくわよねー」なんつって気楽に友人何人かで見に行ったわけよ。

普段ならスタッフロールの途中でさっさと映画館を出るんだけど
全員でしばらく呆然としてしまったわ。


ちなみにこのラスト、原作の小説とは全く別のオリジナルらしいわね。
でも原作者のスティーブン・キングが
「これ思いついてたら小説でも採用したのに〜!」と言うくらい絶賛だったらしいわ。


ここまで聞いたら観たくなったでしょ?観たくなったわよね?!
ていうか観なさ〜〜い!!
たくさんの人に観てほしいの〜〜〜!!!






・・・・・・・・・・





改めて観直したけどこの映画、2時間超えとなかなかの上映時間だったのね。
ぐいぐいと物語に引き込まれるからあっという間に感じるわ。
逆に2時間でここまで濃密なドラマを描けるのもすごいとも思うし。


「大げさだろ!」とは言わないで!それくらい好きなのよ〜!!


というわけで、ネタバレレビューの方では
個性的なそれぞれのキャラクターについて語っちゃうわ!
熱こもりすぎて結構な文章量になっちゃうカモ・・・。


ネタバレレビューはこちら↓
映画【ミスト】ネタバレレビュー / 観るたびに鬱になるわ・・・。







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posted by ゆずぽち at 02:33 | Comment(0) | 映画【マ行】レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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